置いておいて

オタクの雑記です

「ファミレスを享受せよ」について(ネタバレなし)

1番好きなファミレスはサイゼリヤです。たまに友達とサイゼで飲み会します。ちなみにサイゼ飲み会後に家で戻したことあります。

今年始まって割とすぐに、Twitterで「ファミレスを享受せよ」というフリーゲームがバズっていました。その後も何度かバズってましたね。
気になりつつもしばらく放置していて、ちょうどGWで時間もあるしやってみるかとようやくプレイしたところ、あまりにも良質な静謐さによって身体が勝手にchill outしてしまい、微睡むような感覚を覚えつつ2〜3時間程度でクリアしました。プレイ後には、穏やかな夢を見た後の目覚めみたいな、心地よい名残惜しさを感じられます。これはしゃらくさい感想。友達に説明する時は「激エモ!!鬼チル!!しっこ漏らすレベルで良いから、絶対やって!!」になります。

めちゃ良い。作者が紹介する「影響を受けた作品」に「少女⭐︎歌劇 レヴュースタァライト」および「パーム・スプリングス」が挙げられているのを見て納得しました。両方好きな作品ですが、特にプレイ後のふわっとした悲しいような嬉しいような開放感がパーム・スプリングスを観た後の感覚に似ていたので。以下、そのことについて記載されているゲーム制作の裏話的な記事です。※ネタバレあり

本ゲームの舞台はファミレスですが、ただのファミレスではなく「永遠のファミレス」です。主人公はムーンパレスというファミレスに迷い込み、そこですでに途方もない時間を過ごしている住人たちと出会います。皆どこか枯れたような雰囲気を纏っており、諦念のような妙な落ち着きを感じさせる目をしています。
ムーンパレスの住人達と会話をしながら脱出の手がかりを探すことになるのですが、その中で各々の不思議なパーソナリティも徐々に明らかになっていきます。ストーリーは適度に不穏で適度に優しく、サクッと読めつつもしっかり楽しめます。不穏とは書きましたが、いわゆるジャンプスケアと呼ばれるびっくり要素はないので、そういうのが苦手な人も安心して楽しめます。
何よりもBGMが良すぎるので、まず作者がYouTubeで公開しているものを聴いてみるのも良いかもしれません。 こういうのもチップチューンという括りで良いんですかね。ファミコンとかゲームボーイチックな音でチルめな曲を流されると強制ノスタルジー食らって涙出そうになる。
ネタバレなしとか関係なく、物事に関する解像度が低いので上澄だけ掬ったような感想になってしまいました‪…‪…‬
でもいい作品なのは本当。

ド深夜のファミレスに行きたくなったので、そのうち渋谷のガストに行こうと思います。サイゼリヤはどこも朝までやってないようなので。