置いておいて

オタクの雑記です

アニメ「シャインポスト」について

夏はあまりアニメを観ていなかったので最近少しずつ観ているんですが、シャインポストがいい感じでした。王道アイドルアニメ。魅力とか好きなポイントを述べていきます。

楽曲

アイドルアニメの1話は、大抵主人公のライバルのアイドルとか(子供の頃に見た憧れの)トップアイドルとかのライブシーンが入りがちですよね。ライバルだとロック系とかダンサブルで大人っぽい曲、トップアイドルだと王道アイドルソングとか元気良さげな曲を歌っているイメージです。シャインポストも例に漏れず最初にトップアイドルの曲がきました。色々凄かったので感情のライブ感を表現するために1曲を通して考えていたことを書きます。
最初:開幕ライブのパターンで、声は大橋さんか。曲は王道系ね。ファルセットとビブラート上手すぎ。
Aメロ:なんか凄いよく動くな。曲はやっぱり王道系だ。Bメロでワンクッションの落ち着いた感じ出してくるかな?
Bメロ:うんうん、まあこういう感じだよね。うーーー、はい!の繰り返しでリズム取れるやつ。これでサビは王道に戻るんだよね。いいね。
サビ:ん‪…‬‪…‬ん!!?良‪…‬‪…‪…‬‪…‬‬‪?????‪…‬‪…‬‪‬‪…‬??

幻術????何かがおかしかったことだけは分かる。
実際何がおかしかったのか全然分からなかったし今も分からないんですけど、「私に愛して欲しいのなら」が「ファドドドシ♭ファソファシ♭ラソミファ」、「ほら、影を作らない」が「ソ♭レ♭ドドドドドドレ♮シ」でした。【シャインポスト 第1話挿入歌】Sweet Surrender コード譜 - アニソン・コード帳
ググったコードと照らし合わせつつ考えると、 FmajからサビでDmajに転調した?でもその次の「光はここにある」は「ソシ♭シシシシシドラ」になってるしコード見ても違いそうだし何も分からない‪…マジで何も分からないから音楽詳しい人達〜!!!たすけて〜!!!!!!
でもこれだけはピアノ教室で習ったから分かる!サビでアンティシペーション(先行音)を多用してますわ。
1拍目より早く入ってますよね!?通常時は「」の中を1小節とした時「タッタッタッタッ」「タッタッタッタッ」の繰り返しなんだけど、(タ)「ーッタッタッタ(タ)」「ーッタッタッタ(タ)」の繰り返しになってる。()の中が先行音。
連続で先行音入れまくってるからこれで曲にスピード感が出るんですよね!習ったぞ!僕は知ってるんだ!!これで違ったら笑うしかない。
「ほら、影を作らない 光はここにある」の部分をゆっくり弾いてみました。多分これで大体合ってると思います、多分。1拍目にチーン、2,3,4拍目はカッ、という音が鳴ります。リズム感が悪いのはスルーしてください。



つまりこの曲のヤバさは転調と先行音にある。多分。違う可能性も大いにあるのでよく分からない人は真に受けないでくださいね。違うと思ったらご指摘ください。

ちなみに歌詞も良いんですよね。今のところ主人公達の話ひとつもしてないけど大丈夫かな。
「影を作らない光はここにある」という歌詞が好きです。まず影を作らない光って現実であり得ないと思うので、つまりそれは相当やべえ光ですよね(小学生)。
もしくは、屁理屈というか思いっきり詭弁なんですが、例えばある光源によって作られた影を観測できなければ、それは影を作らない光と言ってもいいかもしれませんよね。
アイドルソングなので、アイドルが光で観測者はファンとしましょう。ファンがアイドルを見ている時、つまり観測者が光を見ている時、光と観測者の間に遮蔽物がなければ、影ができるのは観測者の後ろになるので、影は観測者の視界に入りません。なので、この歌詞からは「アイドル(光)とファン(観測者)の間に邪魔なものは何もない」とか「私(光)から目を離せないでしょ?」みたいな意味を(無理やり)見出せて良いなと思いました。

追記

「私1人で全方位から照らす」みたいな意味もあるかもしれませんね。

追記終了


もちろん他にも良い曲がいくつかあります。アニメ本編で使われたGYB!!や、EDのパレットガールズ、アニメ本編では中途半端にしか出ていませんがTOKYO WATASHI COLLECTIONなど、いろんなパターンの曲があります。

TOKYO〜の方は作曲の宮野弦士さんを調べたら好きな曲作ってる人でビビりました。
これとか

これとか

話を戻すと、TOKYO WATASHI COLLECTIONみたいな歌詞めちゃ好きです。アップテンポで楽しげな曲に乗っかる女の子の攻め気な歌詞良すぎ。デート前日にめちゃくちゃコーディネート悩みまくって1人でコレクション開催しちゃってる慌ただしげな女の子が自分史上1番の可愛さでゴリゴリに攻めてくる。2次元アイドルの曲はこういうのが良い‪。夏に聴きたい。

絵とか

全話を通して絵が良い。キャラ原案のブリキさん、もっちりとした輪郭にデカめの口、艶のある下唇、透明感のある目とバッサバサのまつ毛といった(俺の2010年前後の記憶を頼りにした)イメージがありますが、アニメにちゃんと落とし込めています。1話の途中で気付くくらいには絵柄が寄せられてます。キャラ原良くてもアニメで動かせる絵にすると残念になったりすることはよくあると思いますが、シャインポストはちゃんと可愛い。キャラが可愛いと観てるだけで癒されるから良いですよね。
驚いた時の目を見開いて口を大きく開ける表情大好き。杏夏ちゃんのジト目とキレ顔大好き。晴の三つ編みメガネ姿大好き。理王の八重歯大好き。紅葉のダブル泣き黒子大好き。雪音の素が出た時の恥ずかしそうな顔大好き。
アイキャッチも素敵ですね。CM前後に入るやつですが、シャインポストは1枚絵が見られます。気合い入ってて可愛い!イラスト集出せ!オラ!
あとライブシーン以外でもたまに3Dモデルになってるっぽいんですけど、かなりイラストチックに作られているように見え、なおかつ2Dと3Dの切り替えが上手すぎるのか3D特有の違和感がほぼありませんでした。ストレスなく観られるというかもはや感動するレベル。

シナリオとキャラクター

短い時間の中でキャラクターを丁寧に掘り下げてくれる6話くらいまでのシナリオはかなり好きで、普通にちょっと泣きました。すぐ泣くタイプなので。

杏夏、だんだんクセになってくるキャラでした。ライブで動いてる時が可愛すぎ。横顔映した時に上唇がちょっと出てるんですよね。ファンサ食らって失神したいな。 理王は最初から好き。王道我儘キャラかと思いきや、非常に利他的で、傲慢さのかけらもなく我儘を言えないタイプでした。自分の実力が足りないことでメンバーに迷惑をかけているという負い目を感じているせいで、紅葉の助けを借りるのにも時間がかかりました。分からんでもないけど社会人になったら1番苦労する。
しかし理王を非常に気にかけていた紅葉、母性の塊。なんだかんだTINGSの中で1番包容力あったんじゃないでしょうか。泣き黒子可愛すぎるよ。

杏夏と理王の掘り下げに時間をかけすぎたのか、7話以降からはお話が駆け足気味になってしまいましたが、それでも1クール通してクオリティの高いライブシーンと可愛いキャラクター達のおかげでさらっと全話観られました。

総括

皆可愛いね。