置いておいて

オタクの雑記です

ラスサビ畳みかけ概念について

ラスサビ、大事ですよね。イントロも大事ですけど、ラスサビが良いと聴き終わった時の余韻が強いのでラスサビの方が大事な気がしています。
俺はラスサビで畳みかけてくる曲が好きです。俺の思うラスサビ畳みかけには色々なパターンがあるので、この記事では「ラスサビ畳みかけ概念」の説明と、「ラスサビ畳みかけ曲・畳みかけパターン」の紹介をしようと思います。

ラスサビ畳みかけ概念において重要な要素、それは「変化」です。1番のサビ、2番のサビとは何かが変化していなければラスサビで畳みかけているとは言えません。
ただ変化していれば良いわけではないのがラスサビ畳みかけ概念の難しいところですが、聴いた本人が「ラスサビで畳みかけてきた‪」と感じたらそれはラスサビ畳みかけ曲といって良いとも思っています。じゃあなんでも良いじゃんという話ですが。まあ今回は俺の思うラスサビ畳みかけ曲を書きたいだけなので。

では、俺の思うラスサビ畳みかけパターンと、パターンに該当するラスサビ畳みかけ曲をご紹介します。

ラスサビでキーが上がる(転調型)

例:葛飾ラプソディー/堂島孝平, イエス/Acid Black Cherry

王道。分かりやすく盛り上がります。歌う時も楽しいけど通常サビをギリギリで歌ってるとラスサビに殺されます。王道すぎて使われなくなってきたような気がします。
とりあえずラスサビで転調しておけば盛り上がるだろみたいな風潮ありますもんね。

Cメロからすぐラスサビに入る(Cメロ直結型)

例:INDETERMINATE UNIVERSE/りん(CV.小松未可子)、りつ(CV.清都ありさ)、りな(CV.鷲見友美ジェナ), future nova/School Food Punishment, Hallelujah/FIVE NEW OLD, キライキライCЯY/市杵島瑞葉&長谷川みい(KiRaRe) , Can I Have This Dance/ザック・エフロンヴァネッサ・ハジェンズ

キライキライCЯY

キライキライCЯY

  • 市杵島瑞葉&長谷川みい(KiRaRe)
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Cメロで作った勢いを保ったままラスサビに入るので疾走感があって良いです。例によってCメロ後に間奏挟むと勢いがリセットされます。

フェイントを入れてからラスサビに入る(フェイント型)

例:星をめざして/芹沢あさひ, 全力少年/スキマスイッチ

星をめざして

星をめざして

  • 芹沢あさひ (CV.田中有紀)
  • アニメ
  • ¥255

サビ入らないんかい!サビ入るんかい!つまり「乳首ドリルすんのかいせんのかい」みたいなやつですね。
サビの頭のフレーズを入れてブレイクしてもう1回頭からサビを歌ったり、いつものBメロかと思ったらちょっと違ったりしてビビります。フェイントで勢いをつけてからサビに入るので、Cメロ直結型と同じ効果が得られます。
Cメロ直結型にも言えることですが、サビの前半に畳みかけが発生しているのでサビ後半は消化試合になる場合があります。もっと畳みかけてくれ。

ラスサビを繰り返す(繰り返し型)

例:Butter-Fly/和田光司, Guilty!? Farewell party/Guilty Kiss, 大胆不敵に恋したい/Just 4U

ラスサビが終わらない。まだラスサビ聴けるのかよありがとうございます嬉しいです。
なお、繰り返しの前に「もう1回!」とか何か一言あると更に良くなったりする場合もありますよね。大塚愛さんの「さくらんぼ」みたいにね。
繰り返し型には、1回静かにラスサビに入ってから2回目で盛り上がるパターンもありますが、ボーカルはずっと強めの方が嬉しいです。なので例には強めのまま繰り返す曲を挙げました。
ちなみに「大胆不敵に恋したい」はこの曲単体で色々言いたいことがあるくらい好きです。しかもイントロからずっと畳みかけてくる。

ラスサビの後に繋がる形でAメロでもBメロでもCメロでもないフレーズが入る(Dメロ型)

例:キズナノ唄/宮崎羽衣、future nova/School Food Punishment、milk/04 Limited Sazabys, 染み/HOWL BE QUIET

このパターンは、例えるなら夕飯でケンタッキー食ったのにハーゲンダッツも出てきたみたいな感じです。伝わりますかこれ。
ラスサビ後にまだ新鮮なフレーズが出てくるということが嬉しすぎる。
ちなみにラスサビ後に1回間奏を挟むと勢いがリセットされるのでなんか違います。畳みかけなのでね。畳みかけましょう。そもそもラスサビ後に間奏挟むと大抵Aメロとかに帰ってきて終わりますよね。

ラスサビに重なるように別のフレーズが紛れ込んでくる(融合型)

例:light prayer/School Food Punishment, This is me/デミ・ロヴァート & ジョー・ジョナス

2つの歌詞が聴こえるので一聴では大体何言ってるのか分からないけど音が気持ちいいです。 「This is me」に関してはディズニーオリジナルのミュージカル映画の終盤に出てくる曲ですが、序盤に出てくる「Gotta Find You」という曲のサビを混合していて、コンテクスト的な良さもあります。映画は特に面白くないです。
ボーカルが1人でもこのパターンだとダブルヒーロー感あって良いですよね。

ラスサビでフェイク死ぬほど入れてくる(フェイク型)

例:キミのラプソディー/Mashumairesh!!

通常のサビもいいメロディなくせにラスサビで全然違う音程に変えてくるパターンです。1番2番で脳に染み込ませた音程と違う音が来るのでインパクトがデカくて良い。
ちなみにこのパターンは気を抜くと歌う時に通常サビとラスサビがごっちゃになります俺は。

オケが突然豪華になる(オケ型)

例:ユメヲカケル!/スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、ダイワスカーレット(木村千咲)、ゴールドシップ(上田瞳)、メジロマックイーン(大西沙織)

ボーカル部分はそのままで、オケ(楽器隊)が豪華なアレンジに変わるやつです。繰り返し型で1回目のサビが静かに入るとこれになりやすいイメージあります。

上記パターン以外にもありそうですが、思いつかなかったのでここまでとします。
複数のパターンを組み合わせた曲もちょこちょこ挙げていますが、やっぱりそういう複合型の方が熱量高い感じがして、より畳みかけられてる感じしますよね。ユメヲカケル!とかもう畳みかけられ過ぎて気が狂いそうになっちゃう。

ラスサビ畳みかけを見かけたらしののめにご共有のほどお願いします。DMでもリプでもなんでもいいので。